人間ドックを契機に発見された赤痢アメーバ症の1例
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概要
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51歳の男性で,人間ドックで便潜血陽性で精査のため入院した。愁訴は全くなかった。消化管の内視鏡検査で虫垂口近傍に潰瘍や発赤を認め,生検にて粘膜表層に多数の赤血球を貪食した栄養型のアメーバ虫体を認めた.血中抗体価の上昇とも併せて赤痢アメーバ症と診断し,メトロニダゾール1.0gを10日間使用したところ,これらの所見は消失した.
- 2012-09-25
51歳の男性で,人間ドックで便潜血陽性で精査のため入院した。愁訴は全くなかった。消化管の内視鏡検査で虫垂口近傍に潰瘍や発赤を認め,生検にて粘膜表層に多数の赤血球を貪食した栄養型のアメーバ虫体を認めた.血中抗体価の上昇とも併せて赤痢アメーバ症と診断し,メトロニダゾール1.0gを10日間使用したところ,これらの所見は消失した.