ハタケシメジ栽培化試験(IV) : スギ鋸屑による栽培
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概要
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3か月間加水堆積したスギ鋸屑5Lを使用し,鹿沼土,コーンコブは0L,1L,1.5L,モルトフィード,ふすまは1L,1.5L,2Lの割合で加え,子実体を発生させ,最適配合比を検討した結果次のことが分かった。1.鹿沼土は添加量が増加するにつれpHが高くなり,蔓延期間が短縮され,正常子実体も増加する。2.ふすまは添加量の増加につれ蔓延日数が長くなり,正常子実体が減少する。3.この試験において,スギ鋸屑5Lに対する最適配合割合はふすま1L,鹿沼土2L,モルトフィード1.5L,コーンコブ2Lであった。4.スギ鋸屑を使用する場合,堆積期間3か月では菌糸阻害物質の除去が不十分なため,伸長が阻害され,奇形子実体発生の原因となるので,堆積期間をさらに長くする必要がある。
- 1999-03-25
著者
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