中等教育の教科理解のための日本語教育
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概要
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現在、中等教育の現場において、日本語教育を必要とする生徒が増加しているといわれているが、その実態は把握されていないのが現状である。本研究では、高等学校における日本語教育の現状を調査し、その問題点を具体的に明らかにした。すなわち、生徒は日常的な生活言語は習得しているが、教科理解のための言語能力が身についていない場合が多い。また、教材がなく、日本語教育に使える時間も少なく、日本語教育の知識のある教員もほとんどいないという学習環境である。このような現状では、日本語教育の観点から作成した教科理解を助ける教材が必要である。その教材開発のために、高等学校の教科書分析を行い、基礎資料とした。
- 日本語教育方法研究会の論文
- 1995-04-02