コミュニケーション能力を高める教室活動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本語学習者にとってコミュニケーション能力の習得が重要なことはいうまでもない。しかし、実際コミュニケーションのための運用練習が体系的になされているかというとまだ十分とはいえない。本発表では、コミュニケーション能力を高める教室活動として「ゲーム」型活動を取り上げ、それらの特徴から習得が促進される要因との関連性について述べる。ゲームは、単に授業を活気づけたり、面白くしたりするためだけのものという印象を与えがちであるが、実際の場で「使える日本語」を自然な状態で習得するたあに有効な活動である。この点について、『日本語コミュニケーションゲーム80』の活動を例にとり、習得過程を考慮したコミュニケーション練習としての適切性を述べ、より広く利用されることの重要性を主張する。
- 日本語教育方法研究会の論文
- 1995-04-02