日本語の話しことばにおける結束性 : 接続と指示に関する分析(言語編)
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概要
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日本語中級学習者の発話が、文と文の間のつながりがうすい単文の羅列になってしまうのはなぜだろうか。またそれはどうすれば解決できるのだろうか。本稿はこれらの問題を検討し、中級向けの会話教育法を開発する前段階の研究として、日本人大学生の発話を分析し、テクスト中の意味の連続性を示す要素のうち接続表現と指示表現の使用についての客観的なデータの収集を試みた。また、それらの要素が音声言語による情報伝達においてどのような働きをしているかを、池上(1983)の情報伝達のモデルにあてはめて考察した。
- 日本語教育方法研究会の論文
- 1993-09-23