3.防護ガイドライン/規制の動向(<小特集>磁場閉じ込め核融合施設における電磁環境と安全指針)
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概要
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WHO(世界保健機関)のInternational EMF Project(国際電磁界プロジェクト)の目的は,0-300GHzの非電離放射線(電磁界)の健康リスク評価にある.2006年には静電磁界,2007年には100kHzまでの低周波電磁界のリスク評価を終え,それぞれEHC(環境保健クライテリア)モノグラフNo.232,No.238を発行した.これ受けて,ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)は,2009年に静磁界,2010年には1Hzから100kHzまでの変動電磁界に関する新しいばく露防護ガイドラインを策定したので,これを紹介する.今後WHOは100kHz以上の高周波電磁界のリスク評価を行い,ICNIRPはこれに対応して,高周波電磁界ガイドラインの見直しを行う予定である.
- 2012-08-25