電子航法研究所の研究長期ビジョン見直し(<特集>将来航空交通システムの実現に向けた研究開発 第3回)
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概要
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電子航法研究所(ENRI)は,2008年7月研究長期ビジョンを作成し,新たなATM運用概念の実現に必要な技術開発とその世界への発信を目指して研究を行っている.この長期ビジョンは研究所をとりまく社会状況の変化や研究所で開発,導入された新技術,知見等を考慮して定期的に見直す必要がある.そこで,研究所ではこの長期ビジョン見直しに着手し,我が国が直面する課題の抽出や重点化するべき研究課題を決定すると共に研究課題間の関係やその短・中及び長期目標を明示した新しい長期ビジョンを作成した.この新しい長期ビジョンでは,今後研究所が「世界に通じる中核的研究機関」をめざすために必要となる研究員の「研究力」向上が図れるよう,研究の継続性についても重視している.本稿は,まず2008年版研究長期ビジョンの概要を紹介する.次いで最近の社会状況変化や研究所で開発,導入された技術,知見等を提示し,それにもとつく長期ビジョン見直しの内容や新たに設定された短・中・長期目標,及びこれらを考慮した新しい研究ロードマップについて述べる.さらに,このロードマップと航空局のCARATSとの関連や長期ビジョン作成時の活動等について述べる.
- 2012-09-05
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