論理動作解析用ツール : UltimateBOST診新環境 : REL-FDTの開発(集積エレクトロニクス)
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概要
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電気的故障診断のツールとしてテスタは有効なツールである.しかし,信頼度試験,顧客工程等で発生した故障をテスタで診断・解析する場合,不具合動作を調査する手法が確立されておらず,その製品を設計した技術者や応用技術者の技術力に依存する傾向があった.また,優先度の高い不良解析を製品設計者が実施すると新製品開発工数を圧迫するため,開発スケジュールを遅延させるあい路となっていた.そこで,解析実働者が使える診断・解析ツールとしてREL-FDTを開発した.良品と対象の不良品にセルフで走るテストコードを内部Flashに書き込み,命令を各々に実行させ任意ステップの良品と解析対象品の内部状態を簡易エミュレータ経由でPCに読み込み結果を比較する.実行結果に相違があれば不良品と判定し相違結果より不具合論理を特定する.UltimateBOST (Built out Self Test)方式を採用した.故障位置解析ツールと解析容易化設計(DFFA)の親和性について実例を示す.
- 2012-09-01