フラストレーション場面における自己愛と言語表出の関係
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概要
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本研究では過敏型自己愛と誇大型自己愛のフラストレーション場面における言語的攻撃を中心とした、実際的な対人場面における言語表出の特徴について検討を行なうことを目的とし、大学生165名を対象に調査を行った。自己愛尺度とP-Fスタディの分析の結果、全体的な傾向として誇大性が高いことが他者非難的な言語表出に結びつきやすいことが示された。また、場面状況によって反応傾向に違いが見られ、特に検査提示場面に対して心理的な距離が大きい場合、誇大型が過敏型よりも表面上は攻撃的な言語表出をしないことが示された。
- 埼玉学園大学の論文