個別避難リスク・スコアシートを開発して取り組む特別養護老人ホームの防火対策について
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概要
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近年,多数の死傷者を出す火災が高齢者福祉施設で発生して,施設における防火管理対策が問題になっている。消防法により特別養護老人ホームなどには,自動火災報知設備やスプリンクラーの設置と定期的な防災訓練の実施が義務付けられているが,身体に障害がある高齢者と認知症の症状がある高齢者が多数入所している特別養護老人ホームにおいて,災害時に全入所者を迅速かつ安全に避難誘導することは,困難が予測されている。Z施設では,安全かつ迅速な避難介助方法を実施するために,入所者の身体状態と精神状態を把握し,避難時のリスクをスコア化するための「災害時個別避難リスク・スコアシート」を開発し,そのスコアによってそれぞれの避難介助方法を行うようにしているのでその取り組みを報告する。
- 2011-10-01
著者
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