捜索救助衛星システムの高度化に関する実衛星による実証試験(衛星応用技術及び一般)
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概要
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太洋無線(株)及び一般社団法人電波産業会では文部科学省の地球観測技術等調査研究委託事業による委託業務として、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)等が開発した準天頂衛星初号機「みちびき」を用いた「測位衛星システムを利用した捜索救助衛星システムの高度化に関する実証試験」に、2010年度から取り組んできた。この試験の目的は、捜索救助用ビーコン装置との双方向通信が、準天頂衛星のL1-SAIF信号(Submeter-class Augmentation with Integrity Function)によって実現できることを実証し、捜索救助システムの高度化に資するシステム構築の可能性を検証するものである。救助側から小容量のメッセージ通信(リターンリンク)を提供し、通報の受信応答や簡易な問いかけを行うことにより生存率の向上はもとより捜索活動の効率化及び誤警報の減少を目指すものである。2010年度に行ったGNSSシミュレータを用いた実証試験結果、及び2011年度に実施した準天頂衛星初号機「みちびき」を実際に使用した実証試験の結果を報告する。
- 2012-02-09
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