コンテンツ配信における視聴者ベース動的負荷分散制御方式の検討(ネットワークソフトウェア(ソフトウェアアーキテクチャ、ミドルウェア),NWアプリケーション,SOA/SDP,NGN/IMS/API,分散制御・ダイナミックルーチング、グリッド,NW及びシステム信頼性,NW及びシステム評価,一般)

概要

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近年,インターネット上でユーザが簡易に映像コンテンツを視聴できることから映像コンテンツを視聴する需要が増加し,映像コンテンツの数が膨大に増加した.また,インターネット上で映像コンテンツを提供するサービスは,SNSサービス等のユーザのロコミにより突然人気が広がったりする企画型輻輳に似た現象がある.映像コンテンツの視聴者の数が増えることによるトラヒックの増加が問題となっている.トラヒックの増加に対応するため,広域負荷分散やIPマルチキャスト配信などの負荷分散手法が検討されてきた.配信サーバを広域に負荷分散する広域負荷分散では,ユーザ数が突然増加した際にネットワーク全体のトラヒックを削減することが困難である.また,IPマルチキャスト配信は,ネットワーク上にある全コンテンツに対して適用するのに制限がある.そこで我々はユーザ数の増減に対応しネットワークリソースを有効活用するために,広域に配備した配信サーバにおいてユニキャスト配信とIPマルチキャスト配信を動的に切り替える方式を検討してきた.本稿では,コンテンツを視聴するユーザ数が一様に分布している状態からユーザ数が突然増加した状態において,動的配信制御方式の配信数が最大となる条件をシミュレーションにより評価する.
2012-01-19

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