概論 : 語彙習得とその教授方法についての見解
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概要
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語彙習得とその教授方法には見解がいくつかあり、教師はそれらを知っておくべきである。この論文の第1 部では、「実際に言葉を知っている」とはどういうことかを考察する。「言葉を知ろうとする」学習者は、意味、発音、文法、連語、語形成、言外の意味、そして言語使用域といった要素に向き合わされて行く。これらの要素の一つ一つが順次、吟味される。第2 部は語彙に関しての4分野を考察する。この4分野とは使用頻度の大小、学術用語、技術用語、そして学習目的次第でどの程度の配慮が、その各々になされるか、である。第3 部は語彙習得における辞書の役割を考察する。まず、辞書を使うことには利点と欠点があるということを論じ、次に単一言語辞書と2 ヶ国語辞書の使用についても同じく利点と欠点を述べる。第4 部は言葉の意味や定義を教師はどのように効果的に伝達するかを考察する。最後に語彙力評価に関しての必要性とその形式が簡潔に論じられる。
- 2012-10-31