確率推論処理を有するストリーム処理実行方式の検討
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概要
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ベイジアンネットワークにおいて厳密解を求める確率伝播法としてメッセージパッシング法がある.この技法はノード数・生起事象数の増加に伴い計算時間が増大する.ストリームデータ処理では高速性が求められるため,同技法の利用は好ましくない.この問題を解決するために,確率伝播の事前計算化法を示す.第一の技法は確率値を事前に計算しておき,問合せ評価時に表探索を行う.第二の技法は λ 値と π 値を事前計算しておき,問合せ評価時に表探索と確率値を求める.第二の技法はノード数・生起事象数の増加に対して性能劣化度が優れる性質を示す.本発表で手法の評価実験結果,効率的な事前計算アルゴリズム,スケジューリングアルゴリズム,ならびにストリーム処理システムへの実装に関して述べる.
- 2012-11-12
著者
-
川島 英之
筑波大学
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Kawashima Hideyuki
Graduate School Of Information And Systems Engineering University Of Tsukuba
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