ロッカーボギー機構を用いた無人探査ロボット(<特集>無人観測ロボット)
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概要
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本報告は,高等学校授業科目「課題研究」において約7ヶ月間で行った研究成果である.本研究では,人の立ち入ることのできない環境(火山地帯,宇宙等)での活動を想定した無人探査ロボット(以下,ローバー)を,高校生自らの手で設計から製作を行い,伊豆大島において動作検証を行った報告である.本ローバーは,不整地の走破能力を備えるため,駆動部には「ロッカーボギー機構」を採用している.独自の運用システムを開発し,オペレーター側とローバー側の双方向から,リアルタイムでデータの送受信を行い,ローバーの動作状況の監視も可能としている.校内での模擬不整地の走破実験,および,伊豆大島三原山溶岩砂漠地帯における実証実験では,一定の条件下において安定した走行を行えることを確認した.
- 2012-06-25
著者
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山口 正勝
東京工業大学工学部
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礒田 颯
東京工業大学附属科学技術高等学校
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植松 千春
東京工業大学附属科学技術高等学校
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市川 瑞
東京工業大学附属科学技術高等学校
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及川 雄也
東京工業大学附属科学技術高等学校
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