横断面に配置した2スピーカによる3次元音像制御
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2個のスピーカにより3次元音像制御をする方法の一つとして,トランスオーラルシステムが提案されている。しかし,受聴時の位置や姿勢のわずかなずれによって再生系伝達関数が変化するため,受聴者の頭部を固定する必要があった。本研究では頭部を固定せずとも精度高く音像制御できるスピーカ配置を検討した。横断面内15方向のスピーカ配置に対して,音像定位実験と再生系伝達関数の分析を行った結果,側方から上方にスピーカを配置した場合に音像制御精度が高くなることを示した。特に,天頂から±70°に配置した場合は,水平面定位においても上半球正中面定位においても,実音源と有意差のない定位精度となることを示した。
- 2012-07-01
著者
-
飯田 一博
千葉工業大学工学部電気電子情報工学科
-
飯田 一博
千葉工大
-
石井 孝
千葉工業大学大学院工学研究科:(現)アイホン(株)
-
石井 要次
千葉工業大学大学院工学研究科
-
池見 隆史
千葉工業大学大学院工学研究科
-
飯田 一博
千葉工業大学工学部
-
石井 孝
千葉工業大学大学院工学研究科
関連論文
- 両耳受聴による空間認識と情報識別
- 知覚と現実と仮想現実(ちょっとしたエッセイ,コーヒーブレーク)
- 2個のスピーカを用いたトランスオーラルシステムによる音場再生(音場再生技術の研究動向)
- 「連戦連敗」, 安藤忠雄著, 東京大学出版会, 2001年(私のすすめるこの一冊)(コーヒーブレーク)
- 電気音響で役立つ音場の可視化技術(音を絵にする:アコースティック・イメージング小特集)
- 横断面に配置した2スピーカによる3次元音像制御
- 横断面に配置した2スピーカによる3次元音像制御
- 耳介形状から推定したスペクトラルノッチ周波数に基づいた頭部伝達関数の個人化(音響信号処理,聴覚,一般)