eDNAによる農耕地土壌の生物性解析・評価手法の開発
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概要
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土壌の物理性、化学性、生物性は、高品質な作物生産にとって重要な地力の維持や連作障害等の発生などに大きく関与していると言われている。このため、土壌におけるこれら3要因を的確に評価することが重要となっている。しかし、土壌理化学性の診断技術は開発されているものの、土壌微生物性の診断技術の開発は著しく遅れているのが現状である。こうした背景の下、eDNA(土壌から培養過程を経ず得たDNA)を直接解析することにより、新しい土壌微生物評価法を開発し、多くのほ場試験データを基にした栽培管理に活用できる指標の策定などを目的として、平成18年に農林水産省委託プロジェクト「土壌微生物相の解明による土壌微生物性の解析技術の開発」(以下、eDNAプロジェクトと称す)が5年計画でスタートした。ここでは、本プロジェクトの最終年に当たり、全体の取り組みの概要と明らかになりつつあるいくつかの成果について紹介する。
- 2010-10-01
著者
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