製品安全における許容可能なリスク : R-Map手法による許容可能なリスクの見える化(製品安全を主として)
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概要
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1990年に制定されたISO/IECガイド51において,安全はリスクの大きさで表し,許容可能なリスクは,その時代の社会の価値観に基づく所与の状況下で受け入れられるリスクと定義された.リスクの定量化に関しては,これまで様々な試みがなされたが,経済産業省は2011年6月に公表した「リスクアセスメント・ハンドブック(実務編)」において,R-Map手法を用いて許容可能なリスクを見える化し,開発段階からのリスクアセスメントの実施を推奨した.現在流通している製品は,この許容可能なレベルまでリスクを低減できているのか,許容可能なリスクの実現性について消費生活用製品を例に考察する.
- 2011-12-15