並列可視光通信におけるLEDの輝度値推定(ブロードバンドアクセス,ホームネットワーク,ネットワークサービス,通信利用アプリケーション,一般)
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概要
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本稿では,送信機にLED交通信号機,受信機に車載カメラを用いた路車間可視光通信においてLED信号機内の各LEDを個別に制御して2次元の明暗パターンとしてデータを送信する場合を想定する.送信機と受信機の距離が遠く送信機像が占める画素数が少ない場合や,画像のボケが大きい場合にLFD輝度値の認識精度が低下する.そこで,送信機と受信機間の光空間チャネル特性をモデル化し,その逆問題を解くことでLEDの輝度値をより正確に推定する手法を提案する.計算機シミュレーションにより提案手法のビット誤り率(BER)特性を評価した結果,提案手法は従来手法に比較して画像のボケが大きい場合や,画素数が少ない場合に推定精度が良好であることが確認された.
- 2011-11-10