4.細胞内因子と分泌シグナル因子の反作用による嗅覚上皮神経発生の制御(<総説特集II>嗅覚系の発生・再生・加齢-4)
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概要
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我々はこれまでに、TGF-βファミリーの分泌因子であるGdf11やActivinβBが嗅覚上皮の発生を負に制御することを見出した。さらに、転写因子Foxg1がTGF-βファミリーの分泌因子Gdf11の活性制御を通じて嗅覚上皮の発生に関与することを、マウスの遺伝学的手法を用いて発見した。これらの結果は、Foxg1とフォリスタチン(Fst)を介した、Gdf11の「負のフィードバック機構」の適切な制御が、嗅覚上皮の層構造形成(histogenesis)および鼻甲介形成(morphogenesis)の両方に重要であるが、その制御機構には差異があることを示している。
著者
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川内 紫真子
カリフォルニア大アーバイン校・医
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Santos Rosaysela
カリフォルニア大アーバイン校・医
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Kim Joon
KAIST・医科学
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Gokoffski Kimberly
カリフォルニア大アーバイン校・医
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Wu Hsiao-Huei
南カリフォルニア大・医
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Lander Arthur
カリフォルニア大アーバイン校・理
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Calof Anne
カリフォルニア大アーバイン校・医
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Calof Anne
カリフォルニア大アーバイン校・医:カリフォルニア大アーバイン校・ccbs