接着絶縁レールの信頼性向上(接合・接触の信頼性)
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概要
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鉄道の線路で,ロングレール区間における軌道回路上の絶縁を確保するために使用されている接着絶縁レールは開発後約25年が経過し,現在では新幹線・在来線を問わず使用されている.一方,既設の接着絶縁レールで,継目板の折損による継目部開口や絶縁抵抗の低下などの事象がしばしば発生している.鉄道総研では継目板の折損防止を目的として,高流動性の接着材を使用し,継目板中央底部の接着層内にテフロンシートによる人工界面を設けた改良形接着絶縁レールを開発し,室内試験および営業線敷設試験を実施し,接着強度および接着層の状態を調査した結果,開発品は良好な接着状態を保っており,接着材剥離の抑制効果を確認した.
- 2012-05-01
著者
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