保育者・小学校教員養成課程における河川調査実習の立案とその教育効果(<特集>「アウェイ」の生態学)
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概要
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自然体験の量と質は、子どもの発達に影響を及ぼすと考えられ、学校教育法第二十一条には、その促進が記されている。しかしながら、子どもたちを支援する保育者・教師自身の自然体験が減少しており、保育・学校現場における自然体験学習の発展は困難な状況が続いている。これを解消していくためには、保育者・教員養成課程のカリキュラムに自然体験を行う授業を組み込むことが重要である。そこで、保育者(保育士・幼稚園教諭)と小学校教諭の養成を主な目的とする私立女子大学において河川調査実習を4泊5日の合宿形式で実施した。実習終了後に行った質問紙調査の結果からは、川あそびや協働作業における人間関係の構築過程と並び、実習で体験した自然科学的調査法、水生生物が受講生に強い印象を残し、それらを技術としても身につけたと感じていることが読み取れた。本河川調査実習で取り扱った内容は教育的効果があったと判断した。
- 2012-03-30
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