生命の起原研究に関する現状と課題
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概要
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生命の起源についての研究は,RNAワールド説,タンパク質ワールド説などが提唱されている.RNAワールド説は,リボザイム(酵素活性をもったRNA)の発見により,生命の起源を説明する仮説として提唱されたが,前生物的地球上において最初にRNAのような分子が現れたとするには難がある.また,タンパク質ワールド説も十分に生命の起源を説明するに足るものはない.今回,フランスのモンペリエで開催された「Origins 2011」に参加し,世界の生命の起源研究の動向を知りえたので,その内容を述べるとともに,池原により提唱されている「GADV仮説」を紹介する.また,生命の起源研究についてのDeamer (2011)の提言に沿って,検討した結果を述べる.
- 奈良佐保短期大学の論文
- 2011-03-31
著者
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