交通バリアフリー法基本構想策定後の継続的な市民参加のまちづくりに関する考察
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概要
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2000年に施行された交通バリアフリー法に基づき、各市町村では基本構想策定への取り組みが進められている。しかし、基本構想策定後の継続的活動や市民活動の方法や手順が明確ではなく、構想実現への課題となっている。千葉県八千代市では基本構想を2002年度に策定した。筆者らは、その継続的活動として策定に関わった市民やNPO法人らとともに、重点整備地区の中心となる八千代中央駅から市庁舎への経路、敷地内およびその境界部分の改善を議論するワークショップを開催し、具体的な提案をとりまとめた。さらにこの活動をより成熟したまちづくり市民主導型活動として展開させる努力を行ってきた。本論では、このようなまちづくり市民活動に必要な視点を具体的な活動を通して考察する。結論として、基本構想の理念の継承、あるいは実現には以下の3つが必要である。1)まちづくり参加の機会の設置、2)問題意識の共有、3)専門的知識を有する人材との連携。
- 一般社団法人日本福祉のまちづくり学会の論文
- 2006-07-15
著者
-
伊澤 岬
日本大学理工学部社会交通工学科
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江守 央
日本大学理工学部社会交通工学科
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横山 哲
(株)ドーコン
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伊澤 岬
日本大学理工学部
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横山 哲
株式会社ドーコン
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駒林 秀明
日本大学理工学研究科社会交通工学専攻
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江守 央
日本大学理工学部
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