生活保護世帯の子どもの生活と進路選択 : ライフストーリーに着目して
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿の目的は、経済的に不利な状況におかれている家庭の子どもたちが日常生活と進路選択をどのように経験しているのかを解明し、なぜ彼/彼女らが相対的に低位の進路にたどり着くのかに迫ることにある。ライフストーリーに着目し分析をおこなったところ、子どもたちは家庭の困難により学校では周辺的な位置におかれる一方で、家庭がよりどころとなり「家庭への準拠」を強めていた。その帰結として、子どもたちは低位の進路を選択することになったのである。
- 2012-03-30
著者
関連論文
- 後期近代における高校中退問題の実相と課題 : 「学校に行かない子ども」問題としての分析
- 2. 高校中退者の「自己の軌跡」とリスク回避に関する研究(III-7部会 【テーマ部会】学校に行かない子どもII (2),研究発表III,一般研究報告)
- 4. 貧困家庭の子どものライフストーリー(IV-12部会 青少年,研究発表IV,一般研究報告)
- 生活保護世帯の子どもの生活と進路選択 : ライフストーリーに着目して
- 3. 高校における排除と包摂 : 教育困難校と通信制高校の実態(IV-1部会 【テーマ部会】教育をめぐる排除と包摂III(学校と進路),研究発表IV)
- 1. 被保護世帯に育つ子どもの中学卒業後の進路に関する研究(II-8部会 【テーマ部会】教育をめぐる排除と包摂(1),研究発表II)