新型レーザドップラ血流計を用いた透析中末梢循環の連続モニタリング
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概要
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血液浄化療法中の急激な血圧低下によるショック病態は、患者生命予後に影響を及ぼすだけではなく、日常外来維持血液透析療法診療でも問題とされており、透析療法導入の高齢化や糖尿病を背景とした、透析困難症患者においては、連続的に血圧など循環動態のモニタリングが必要である。そこで、連続的循環動態管理を目的として新型レーザドップラ血流計(laser doppler flowmeter;以下、LDF)によるモニタリングを開発した。本モニタリングは、無侵襲連続モニタリングが可能であり、血液浄化療法中の急激な血圧低下による組織血流の低下を捕らえる事で、ショック病態を予測することを実現させた。さらに本モニタリングの臨床応用である透析管理システムについても言及する。
- 2012-07-31