認知症高齢者の家族の介護負担軽減とケアマネジメントのプロセス評価との関係
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概要
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本研究は,認知症高齢者の家族の介護負担とケアマネジメントのプロセス評価との関係を知り,介護負担軽減のための効果的な介入について検討することを目的とした.対象は,要介護1および2の認知症高齢者753人の家族介護者と担当ケアマネジャーで,おのおのが記入した調査票を1対とし有効だった547組(72.2%)を分析した.介護負担の軽減をケアプランの第1表の総合的援助の方針および第2表の解決すべき課題に記載している場合,ケアマネジャーの業務評価が高い群は低い群に比べ,介護負担改善意識が高く介護負担感は低かった.介護負担感に影響を及ぼす要因で改善群および非改善群に共通する項目は「ケアマネジメントの説明と開始に同意を得る」「利用者・専門家間のコミュニケーションを円滑にする」であった.
- 2012-02-29