シングルドファイルシステム(コンシューマ機器および一般)
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概要
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シングルド磁気記録ディスク(Shingled Magnetic Recording disks)はオーバーラップさせたセクタ構造を持つことで記録密度向上を実現している。しかし、セクタデータ更新時にデータ喪失の可能性があるため、これを防止する特別な処理が必要になる。本論文では、上記処理のオーバーヘッド低減を目的に設計・実装したシングルドファイルシステム(Shingled File System)を提案する。本ファイルシステムは、HDDファーム層ではなくホストのファイルシステム層で上記処理を実行させることで性能最適化を図っている。性能評価の結果、大容量ファイル更新時には上記オーバーヘッドがなくなること、その結果、HDDレコーダーやセットトップボックスといったコンシューマ向けAV機器に適用可能であることが明らかになった。
- 2012-02-09
著者
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レモアル ダミエン
(株)日立製作所横浜研究所
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バンディック ズボニミル
日立グローバルストレージテクノロジーズ サンノゼ研究所
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グイヨウ シリル
日立グローバルストレージテクノロジーズ サンノゼ研究所