新ケインズ派モデルと情報の経済学
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概要
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本稿では情報のマクロ経済理論について検討を行う。マクロ経済学にとって情報概念は本質的な重要性を持つ。まず市場の不完全性と調整の失敗について議論を行う。情報の非対称性は市場の不完全性を示唆する。調整ゲームは各経済主体の間で情報の共有が行われれば,より良い均衡に経済が導かれることを示唆している。次に新ケインズ派モデルと粘着的情報モデルの性質について検討を行う。本研究では,新しい動的不均衡モデルを提示した。既存の新ケインズ派モデルに関するDynareコードを粘着的情報モデルに応用し,解析を行った。今後の研究では,産業間不均衡に代表される集計経済に固有の問題を扱う必要がある。
- 2011-12-13
著者
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