スリランカにおける密教とガルヴィハーラ寺院の芸術(下)チャンドラ・ウイックラマガマゲー著
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概要
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ガルヴィハーラとして知られている北の寺院は、長さ27メートル高さが10メートルほどで、4つの礼拝室にはそれぞれ彫刻がある(崇城大学紀要第4号、同タイトル(上)図2を参照)。寺院は北東に面しており、左右はなだらかに傾斜している。これらの寺院は右から左に岩に沿って伸び、岩窟を除いた3つの寺院は、創建当時、レンガで作った壁に囲まれていたと思われる。岩窟は、左から2番目の礼拝室のことで、岩を穿った洞窟状を呈している。この岩窟の前には石の柱があるが、この柱の状態を見ただけでは、柱が岩の壁にどう設置されたのか確かめることはできない。岩の表面には彫刻が施してある。左から2番目の窟を除いた他の礼拝室の屋根の形状は不明である。