斜面傾斜の違いによる作業道作設難易度の工程管理への応用(I) : 作設にバックホウを使用した事例から
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概要
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作業道作設に係る工程管理を容易にするため,斜面傾斜の違いによる作業道の作設難易度を検討した。その結果,作業道作設の生産性は,斜面傾斜との間で相関関係が認められた。これを広島県で区分している緩(20°未満),中(20°〜30°),急(30°以上)の3区分を参考にみると,20°では71.7m/日,25°では50.5m/日,30°では33.3m/日となった。作設難易度として示すため, 20°を1.0とした場合,25°では1.4,30°では2.1となった。このことは,路網計画を策定後,現場で作業工程管理を行う際の目安になり得るものと考えられた。
- 応用森林学会の論文
- 2010-04-30
著者
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與儀 兼三
広島県立総合技術研究所林業技術センター
-
川元 満夫
広島県立総合技術研究所林業技術センター
-
與儀 兼三
Hiroshima. Pref. Tech. Res. Inst. For. Res. Ctr.
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