306 各国の「宇宙検疫」に関する最近の動向とその問題点(セッションVI)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我々はかねてより模擬宇宙環境での微生物の生存実験を行ってきた。この実験の目的はただ単に学問的な興味だけでなく、現実的な「宇宙検疫」の問題を含んでいる。宇宙検疫とは宇宙探査機などによる惑星の微生物汚染を防止することと宇宙飛行士などによる地球環境の微生物汚染の防止という両方の内容を意味している。近年、頻繁に行われている惑星探査にともなって、探査機の無菌条件が国際的な緊急問題としてクローズアップされてきている。本報告は、本年7月名古屋で開催された32回COSPARで討議された内容を中心に、この問題に対する各国の動向とその対策について述べる。
- 日本惑星科学会の論文
- 1998-10-13
著者
関連論文
- アンドロメダ病原体が襲って来る -今, なぜ宇宙検疫の国際的基準が必要か-
- 『宇宙検疫』に関する各国の最近の動向とその対策
- 地球外微生物探査法の開発 そのIV
- 極限環境における微生物の生存条件に関する研究
- Staphylococcus aureusとその類縁菌におけるDNA相同性の検討
- 閉鎖系環境での微生物生態 - 現状とその問題点 -
- 宇宙少年団の活動を通して健全な理科教育を展望する
- 宇宙少年団の活動から健全な宇宙科学の教育を展望する
- 警告! 火星生命探査の危機 -早急な宇宙検疫の必要性-
- Mini Miniシンポジウム『宇宙船ミール船内より採取した試料の分析結果』 微生物菌種および菌数とそれらの放射線耐性
- P28 ロシア宇宙船ミール船内より採取された微生物 : 顕微蛍光法による細胞の観察、測定(ポスター講演)
- 306 模擬星間塵中での陽子線照射による有機物の生成(セッション3)
- 306 各国の「宇宙検疫」に関する最近の動向とその問題点(セッションVI)