心理臨床研究の二つの立場(<特集>ブリーフサイコセラピーにおける研究)
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概要
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ここでとりあげる研究対象は,カウンセリング場面における語り,およびその語りの場である。ここでいう語りとは,コミュニケーションのための会話や対話を指し,語り場とはコミュニケーション成立のリアルなまたヴァーチャルな地のことである。心理臨床を研究するときに,二つの研究の立脚点がある。まず,語りとその場を実際に体験しながら,第1の立場,臨床実践家ならば必ず体験する「語りの場を通しての研究」を検討する。次に,臨床の場から離れて,「語りの場に関する研究」を考察する。さらに,これらの二つの立場が相補的に働きあうことの重要性を指摘する。
- 2006-03-31
著者
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