「新教育」相対化論にみる教育学的〈カノン〉の考察方法 : 歴史記述の虚構性をめぐる論争が教育学に示唆すること(<特集>教育学における新たな研究方法論の構築と創造)
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概要
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本稿では、ドイツの「新教育」に関して20世紀末に生じた論争に注目し、そこで提起された「新教育」を相対化する具体的な方法およびそのバリエーションを概観すると同時に、「新教育」の虚構性をめぐる争点を明らかにする。そのことをとおして、教育学的な〈カノン〉(=教育学において標準とみなされてきた知識やテキスト)を相対化するための方法およびその課題について検討を試みる。
- 2011-12-29
著者
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