ALMAの大規模データ処理(宇宙科学情報解析論文誌 第一号)
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概要
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巨大国際プロジェクトALMA (Atacama Large Millimeter / Submillimeter Array) では,まもなく16台の望遠鏡を使った初期科学運用観測が開始される.本格運用期には66台の望遠鏡から出力される大量データをリアルタイムに相関処理,並びに,時間方向・周波数方向に積分・圧縮処理をおこない,恒久的にアーカイブ可能なデータ量である年間200TB(テラバイト)までデータレートが落とされる.一旦チリのALMA観測所に保管されたアーカイブデータは、そこから日本,アメリカ,及び,ヨーロッパそれぞれのALMA地域センター(ARC: ALMA Regional Center) にネットワークを使って転送される.チリではデータ起動型のパイプライン解析処理が,また,各ARCではユーザー起動型のパイプラインが処理済みデータを生成する.