紙文書の画像化に関する報告
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概要
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2010年度経営学部情報管理学科の卒論「紙文書の画像化と検索に関する一考察」「文献1」で研究された紙文書の画像化手順に従って、朝日大学の健康管理センターに保管されているすべての学生健康管理票を画像化した結果を報告する。対象とした学生健康管理票は、歯学部が9分冊、経営学部が5分冊、法学部が3分冊、大学院と歯科衛生士専門学校が各々1分冊で、全部で19分冊であった。スキャナーはA3版までスキャン可能な、フラットベッドスキャナ、EPSONSCANのES-6000HSを使用した。対象とした学生健康診断票は最大のものが縦257mm横364mmの厚手の台紙で、毎年の定期健康診断結果を1枚に6年分が貼りこめるようになっている。1分冊におよそ200枚の台紙が綴じられており、文献1では、CD1枚に38冊収納できると見積もっている。対象とした19分冊は、目次や索引も付けて確かにCD1枚に収める事ができた。2011年3月11日の地震と津波の被害により、自治体に紙で保管されている公文書が津波で流され復元が困難になっていると聞く。今、紙文書の画像化がよりいっそう求められるようになって来ているのではないだろうか。さらにデジタル文書はデジタル化文書であっても、破壊に備えるべく、地域的に離れたサーバに2重保管する等信頼性を高める動きが出て来ている。本報告は、簡単な少量の例に過ぎないが、コストも含めて、紙文書の画像化を検討する判断材料として提示した。
- 2012-03-31
著者
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