総合型地域スポ-ツクラブとスポ-ツ少年団の現状と未来
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
青少年の健全育成を目的とするスポ- ツ団体に、スポ- ツ少年団1962(昭和37)年創立と、総合型地域スポ- ツクラブ( 文部科学省が推進する地域スポ- ツクラブ) があげられる。スポ- ツ少年団は全盛期1975(昭和50)年の1.113.716 人が、2010(平成22)年には899.611 人となり、団数、団員数の減少傾向にある。総合型地域スポ- ツクラブ( 以下「総合型クラブ」という) は、微増傾向にある。文部科学省は2010(平成22)年8 月「スポ- ツ立国戦略」を発表し、「総合型クラブ」を地域スポ- ツの中核に位置付け、さらにスポ- ツ基本法2011(平成23)年8 月施行においても地域スポ- ツ・地域クラブの中柱とし様々な支援体制を整えていった。一方のスポ- ツ少年団は、日本体育協会の枠の中から独自の第8 次5 か年計画を立て、スポ- ツ少年団の将来像1 ) の中で「総合型クラブへの発展が期待されている」と連携を働きかけている。このような点から子どもの新規会員募集活動に関しては、行政の後押しがある「総合型クラブ」が一歩先んじている感がある。本編では、まずスポ- ツ少年団と総合型地域スポ- ツクラブの創設からの変遷と現状の問題点を洗い出し、次にスポ- ツ基本法において2 つの団体がどのように位置づけされているかを探り、最後に2 つの団体が共存する方策( 将来像) について考える。
著者
関連論文
- 我が国におけるスポーツ用品の歴史的研究 -ランニングシューズとウォーキングシューズ-
- 376.合宿時の30km走がマラソン選手の生体に及ぼす影響(生活・健康)
- 外国人留学生と大学生の大学運動部への参加動機に関する調査研究
- 098G20105 ラグビーの暑さ対策(暑熱指標)における基礎的研究
- 大学教育- キャリア教育と保健体育 -
- スポーツイベントの波及効果--2002サッカーワールドカップ
- 屋内スポーツにおける安全対策の基礎的研究 : 暑熱環境
- 本校学生の体格と運動能力の推移
- 日本プロ野球の現状とその改革
- 総合型地域スポ-ツクラブとスポ-ツ少年団の現状と未来
- 総合型地域スポーツクラブの設立経緯 : 太宰府よか倶楽部の場合
- 体育授業時における安全対策に関する基礎的研究--暑熱環境
- 資料 ラグビーにおける安全対策に関する研究--暑熱環境
- 094K20201 総合型スポーツクラブの育成における課題 : 創設支援・活性化支援としての大学の役割(09.体育方法,一般研究発表)
- 運動部合同チ-ムの公式大会への参加規定の現状