死後の世界をどう考えるか -東洋思想の死生観から見えてくること-
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概要
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私たちが生きる現代は、医療などの発達で生と死が見えにくくなった時代である。しかし人間の生命は有限であり、死という問題を避けて通ることは出来ない。本稿では古代インド思想や仏教、そして日本神話の死生観・他界観を手がかりとして、この生と死の問題にどう立ち向かうかを考察した。そして、ホーキングやマルクスの宗教批判を踏まえた上で、死後の世界を考えることの新しい可能性を、緩和医療との関連性から再検討した。
- 2012-03-19