介護サービス供給の地域間格差に関する一考察 : 韓国老人長期療養保険制度に対する政策的視座
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概要
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本研究は、韓国の介護保険制度における介護サービス供給の地域間格差の問題を取り上げ、中山間地域への介護サービス提供事業者の進出を促すためのいくつかの方策を提唱したものである。中山間地域は過疎地域であるため、人口が密集している大都市に比べて相対的にサービス需要が少ないため、事業者の進出がとても少ない。そのため、介護サービス事業所そのものが足りなく、なかんずく在宅介護事業所が少ない地域間格差の問題は深刻である。韓国において介護サービス供給の地域間格差を是正するためには、中山間地域への事業者の積極的な進出を促進するための助成制度的な措置を講じるとともに、介護サービス利用者に対する地域的支援が必要となる。具体的には、介護報酬の地域加算の創設、遠距離交通費補助制度における費用の算定方法の見直し、既存のインフォーマルな組織等を積極的に活用した在宅介護事業所の整備、利用者の本人負担金の軽減措置の拡大実施などが求められよう。
- 2012-03-15
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