現代企業の持続可能なマネジメントの体系と展開 : 環境経営とCSRの統合理論の構築を目指して(第1報告,[I]統一論題)
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概要
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本報告は、企業が持続可能であるための理論的枠組みの構築を試みる一接近である。現代企業には、大震災、新型インフルエンザ、テロ、情報システム障害等へのクライシス対応(e.g.BCM、BCP)をけじめ、リスク対応も問われる中、ポスト・マテリアリズムの潮流も受け、新たなコンテクストとしてのサステナビリティ(持続可能性)課題への対応、つまり持続可能なマネジメントの適否が現代企業の経営成果を左右する分水嶺ともなる。まず、クライシス・マネジメント、リスクマネジメントに関する概念整理と実践事例、さらにはサステナビリティとの関連性を踏まえた上で、持続可能なマネジメントの体系と展開を考察する。既存のマネジメント研究、環境経営・CSRを巡る理論と規格、現代企業を取り巻く新たな状況等を検証し、今後のマネジメントのあり方を展望した上で、現代企業の持続可能なマネジメントの体系的枠組みを提示し、その展開上の要点にも論及する。
- 2011-10-29