日本の大学における開発途上国研修の課題 : 大学と研修受け入れ機関のニーズとギャップに着目して
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概要
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少子化を迎え、厳しい経営環境に直面し、そして大学の国際化が重要視されている今日、大学が特色ある教育プログラムとして、開発途上国における研修を実施するケースが増えてきた。研修実施には、政府やNGOといった国際協力に携わる専門機関の協力が不可欠であり、現場訪問・交流といった形での学習・体験に対するニーズが少なくない。そのニーズへの対応はしばしば、研修受け入れ機関のキャパシティを超えるものであり、大学が本来求めるインターアクティブな開発途上国現場での交流研修は限定的である。本研究では開発途上国研修がこれからも増えてゆくであろう今日、大学と研修受け入れ協力機関等の研修実施のうえでのニーズやキャパシティを分析したうえで、どのような調整・対応・取り組みが可能・有効であるかを検討する。
- 国際ボランティア学会の論文
- 2008-02-29