社会的手がかりと「男らしさ」が男性顔の魅力に与える影響 : 女性評定者側の要因による調整効果に着目して(顔とコミュニケーション)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では、進化心理学的観点から男性の顔に対する魅力評価を検討した。先行研究では、社会的手がかり(視線方向と表情)と「男らしさ」として知覚される形態的特徴は、それぞれ魅力に影響を与える要因であることが指摘されるが、それに加えて、魅力に対して相互作用効果をもつことが指摘されている。そこで本研究では、進化心理学的観点から、男性顔の魅力評価における社会的手がかりと「男らしさ」の相互作用効果を規定すると考えられる、女性評定者側の要因(パートナーの有無)に着目し、魅力評価との関連性を検討した。その結果、仮説と整合的な結果が得られ、パートナーの有無という女性評定者側の要因は、男性顔の魅力評価における社会的手がかりと「男らしさ」の相互作用効果のあり様を規定する要因である可能性が示唆された。
- 2011-09-16
著者
関連論文
- 男性顔の魅力評定における「男性らしさ」と怒り認知の交絡(HCS+フォーラム顔学ジョイントセッション,顔とコミュニケーション)
- 社会的手がかりと「男らしさ」が男性顔の魅力に与える影響 : 女性評定者側の要因による調整効果に着目して(顔とコミュニケーション)