フルランクでない検査行列で定義されるQuasi-Cyclic LDPC符号の符号化演算量の削減(LDPC符号,LDPC符号,一般)
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概要
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実装の容易性と訂正能力との間に良好なトレードオフを持つQC-LDPC (Quasi-Cyclic Low-Density Parity-Check)符号の実用化の動きが盛んになっている.QC-LDPC符号はシフトレジスタを用いて簡易な符号化器を構成することができる.一方,符号化演算量を削減する方式として,R&U (Richardson and Urbanke)法が知られるが,フルランクでない検査行列で定義されるQC-LDPC符号に対してR&U法を適用すると,生成行列が巡回性を持たなくなり,シフトレジスタによる簡易な実装ができない.そこで,本稿では,フルランクでない検査行列で定義されるQC-LDPC符号に対して,一部非組織符号化を許容する準組織符号化を行うことで,巡回構造を崩すことなくR&U法を適用する方法について提案する.提案方式により,R&U法を用いない場合と比較して約30%符号化演算量を削減しつつ,シフトレジスタによる簡易な実装が可能となる.
- 2011-09-22
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