回復期リハビリテーション病棟に入院中の脳血管疾患後片麻痺を対象とした歩行自立判断のためのパフォーマンステストのカットオフ値
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
【目的】歩行は日常生活でもっとも使用される移動手段であり,高齢者では歩行能力と日常生活範囲に関係がある。歩行が自立することにより様々な利点があるため歩行自立の判断は根拠をもっておこなうことが必要である。本研究の目的は,初発の脳血管疾患後片麻痺を対象とし,歩行自立判断のためのカットオフ値を得ることである。【方法】回復期病棟に入院していた初発脳血管疾患後片麻痺者に対し,Timed Up and Go test(以下,TUG),麻痺側下肢荷重率(以下,荷重率),Functional Balance Scale(以下,FBS)を測定した。そして,これらの評価指標における歩行の自立を判断するカットオフ値を検討した。【結果】歩行自立のためのカットオフ値はTUG快適速度条件,TUG最大速度条件,荷重率,FBSでそれぞれ,21.6秒,15.6秒,0.70,45.5点であった。【結論】初発の脳血管疾患後片麻痺者の歩行自立を判断する際には,今回のカットオフ値により良好な判断が可能となる。
- 2011-12-20
著者
-
古川 広明
社会福祉法人慈生会慈生会病院理学作業療法科
-
原島 宏明
社会福祉法人慈生会慈生会病院理学作業療法科
-
北地 雄
医療法人財団健貢会総合東京病院リハビリテーション科
-
原 辰成
医療法人財団健貢会総合東京病院リハビリテーション科
-
佐藤 優史
医療法人財団健貢会総合東京病院リハビリテーション科
-
重國 宏次
医療法人財団健貢会総合東京病院リハビリテーション科
-
清藤 恭貴
医療法人沖縄徳州会千葉徳州会病院リハビリテーション科
-
古川 広明
医療法人財団健貢会総合東京病院リハビリテーション科
-
原島 宏明
医療法人財団健貢会総合東京病院リハビリテーション科
-
原 辰成
医療法人財団健貢会総合東京病院 リハビリテーション科
-
佐藤 優史
医療法人財団健貢会総合東京病院 リハビリテーション科
-
原島 宏明
医療法人財団健貢会総合東京病院 リハビリテーション科
-
北地 雄
医療法人財団健貢会総合東京病院 リハビリテーション科
-
原島 宏明
医療法人財団 健貢会 総合東京病院 リハビリテーション科
関連論文
- 194 当院における心大血管疾患リハビリテーションの現状と課題(内部障害系理学療法4, 第42回日本理学療法学術大会)
- 1139 当院における療養型病棟から回復期リハビリテーション病棟への変換期の退院先の比較・検討(教育・管理系理学療法9, 第42回日本理学療法学術大会)
- 回復期リハビリテーション病棟に入院中の脳血管疾患後片麻痺を対象とした歩行自立判断のためのパフォーマンステストのカットオフ値
- 脳血管疾患者におけるTimed Up and Go testの試行間の変動と歩行自立度の関係
- 脳血管疾患者における Timed Up and Go test の試行間の変動と歩行自立度の関係