自律訓練法の歴史と発展(<特集>心身医療の臨床に活かす自律訓練法)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自律訓練法はドイツの神経科医であったJ.H.Schultzが催眠の研究に基づいて創案した心身の自己調整法である.今日では医療領域での治療法としてはもちろんのこと,教育や産業,スポーツ領域でストレスマネジメントや健康増進,能力向上のための手法として広く用いられるようになっている.本稿では,自律訓練法の創案の経緯からその後の展開,現在の実践と研究の状況について,日本と海外の主要な国々の動向を交えながら論じた.現在はエビデンスを重視する立場から自律訓練法の再検討が必要とされており,有効性や禁忌についてさらに精緻化が求められていることを示唆した.
- 2012-01-01
著者
関連論文
- S6-5 自律訓練法による心身の健康増進(疾病予防のための健康増進活動,シンポジウム6,ストレス時代の『こころ』と『からだ』,第51回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)
- 認知行動療法を学ぼう(講義9)リラクセーションとイメージ技法を学ぶ
- 海外文献紹介(25)Hilgard ER"Divided Consciousness--Multiple controls in human thought and action(Expanded Edition) "(分かたれた意識--人間の思考と行為における多重コントロール,増補版)
- 自律訓練法の歴史と発展(心身医療の臨床に活かす自律訓練法)
- 緩和ケアにおけるストレスマネジメント (特集 ストレスマネジメント)