ソフトウェア開発プロジェクトの計数管理フレームワークによる定量的管理(<特集>プロジェクトの品質と顧客満足)
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概要
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ソフトウェアの品質は工数やスケジュールに影響するのみならず顧客の満足度に直接影響するものである.それ故,品質の継続的な改善を推進するためには定量的な管理を行うことが必須となる.CMMIの測定と分析のプロセスエリアによればプロジェクト情報の収集は測定ニーズに基づいて行われ,データ格納,報告,フィードバックが実施される構造でなければならない.データの蓄積と評価が進めば欠陥の予測に基づく品質の管理が可能になる.しかし,これを効果的に実施するためには測定量の統計的性質の把握と予測モデル構築の技術が必要になる.本稿では,IBMのSIサービス部門におけるCMMIへの取り組みを例として,品質管理のプロセスに於いて,欠陥予測と予測に基づく管理が如何に実施されるかを示す.さらに,CMMI成熟度レベル5達成で必要となる測定プロセス改善のポイントを解説する.
- 2011-10-15
著者
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