対側乳腺腫瘤精査中に発見された乳腺髄様癌の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
47歳の女性。左乳房腫瘤の精査のため来院。左右乳房下部に多数の可動性腫瘤と右C領域に硬結を触知した。マンモグラフィーでは右C領域には所見を認めなかった。超音波検査で右C領域に円形、境界明瞭、分葉状の低エコー陰影を認め、両側乳腺下部に嚢胞を認めた。MRI検査でも同様な所見を認め右C領域は線維腺腫が疑われた。超音波下穿刺細胞診でclass4であり、局麻下に腫瘍切除施行し乳腺髄様癌の診断であった。乳房温存術を施行。対側の乳腺腫瘤の精査を契機に発見された乳腺髄様癌の1例を報告した。
- 2011-12-25