Information Systems Reliability Assurance by Financial Auditing Approach
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
公認会計士は従来より、会計監査人としての立場から財務諸表の適正性について意見表明するために、被監査企業の情報システムの信頼性を的確に評価することに努めてきた。そして、今、会計監査とは別の業務範疇で、公認会計士による「情報システムの信頼性に関する保証業務」がビジネスとして実際に提供されている。情報システムの信頼性に関する保証業務とは、情報システムのユーザに「情報システムが信頼できる情報を提供するように設計され運用されていることについての保証を提供すること」である。 筆者は既発表論文にて、情報システム開発または運用業務の専門家ではない公認会計士による情報システムの保証業務の概念を検討し、信頼できる情報システムを構築するために必要な内部統制の考え方を明らかにした。そして、その考え方を通じて、情報システム開発または運用担当者へ担当業務を管理する際の着眼点を提言した。 しかしながら、既発表論文ではその論理的根拠の考察が十分ではなかった。それゆえ、本稿は既発表論文にて提言した着眼点を「会計監査アプローチ」という観点から再考したものである。
- 2012-03-01
著者
関連論文
- 企業経営モデルの構築と実証的分析
- 11021 災害情報に関するマルチメディアデータベースの利用
- 企業と消費者との間の電子商取引のためのWebTrust原則および規準 1.1版
- Information Systems Reliability Assurance by Financial Auditing Approach
- システム信頼性のためのSysTrustTM原則および基準 1.0版