長谷川路可・チヴァタヴェッキア・1951年〜1957年(1)
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概要
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長谷川路可(1897〜1967)は、大正14年ごろフランスでフレスコ画を学び、昭和初期日本に初めて本格的なフレスコ画を移入した画家である。路可の戦前までの作品の多くは建物と共に消滅しており、初期作品がわずかに残っているのみである。筆者は「長谷川路可のフレスコ画(1)」で、路可の戦前のフレスコ画技法と材料について文献を中心に検証し、「長谷川路可のフレスコ画(2)」で戦後編として昭和26年(1951)から帰国する昭和32年(1957)まで、約6年8ヶ月間にわたり製作したイタリアはチヴィタヴェッキアの日本聖殉教者教会とローマ・ウルバノ(プロパガンダ)大学のフレスコ画を中心に現地調査と文献資料をもとに検証した。
- 2009-03-01