「か」が必要な疑問詞のある文における中国人の誤用についてのアンケート調査
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概要
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本論文は、2011 年3 月に北京外国語大学日本語学部の学部生を対象に行われた"「か」が必要な疑問詞のある文についてのアンケート調査"の結果報告書である。結果も誤用のパタンも予想通りのものだった。興味深い結果もあった。特に、日本語経験者グループの「質問文」と「誘い掛け文」の混同がそのグループの4分の1をも占めたことが予想外だった。それは学習段階での教材及び指導教師の違いによるものかと思われる。反省すべき点は、調査用文に文脈がないことと、「疑問」と「不定」を表す「か」についての調査用文に「全称」を表すものもあったりして被調査者を混乱させた可能性があることである。
- 2012-03-21